「図解で取り組むユーザー視点のデータ解析」に参加してきました。
日時 2013年11月28日
場所 ウィンクあいち
講師 清水誠さん
申し込んだあとに清水さんが2013年のweb人賞を受賞されたとのアナウンスがありどのような話が聞けるかとても楽しみでした。
用語は忘れる #a2iseminar
アクセス解析をしていると“検索キーワード”や“直帰率”など用語かてきますがそういう言葉は一回忘れて・・・
コンセプトに立ち返り大きな流れを視覚化しよう
サイトの存在意図とゴールを明確にするためにコンセプトダイアグラムを書こうという話がメインでした。コンセプトダイアグラムを書くことで・・・
サイト内でのユーザーの動きをユーザーを主語とした動詞でステップ分けでき、それに対して運営側がせねばならない施策(どのようなページを作らねばならないか)が見えてきます。
脱落者にヒントが #a2iseminar
ページを何ページも見て資料請求や問い合わせをしなかった人の回遊データにはとても大きなヒントがあります。どんな体験をして(どういう内容のページをみて)どこで帰っていったのかというデータが蓄積され、そこから次の一手を考えられるからです。
とにかく具体化 #a2iseminar
全体像を俯瞰でき、軸によって変化を表わせ、あいまいな言葉よりも具体的にできる。
変な横文字をどーのとかニュースでも流れる昨今ですが、日曜日の山下達郎さんのラジオの昭和電工のCMが頭によぎります。
ステップは消費者行動を参考に。
AIDMA(Attension Idea Desire Motive Action)という言葉は知ってましたが同じような言葉がたくさん出ている。それに正解はない。
ペルソナ別のジャーニー #a2iseminar
ペルソナ(ページを訪問してほしいユーザーモデル)ごとの訪問理由も図解化することでわかりやすくなる。ジャーニーには、(人生などの)行路・遍歴という意味もある。
コンテンツを大きくマッピングする #a2iseminar
必要であろうと思われるページではなく、ユーザーの思いや行動から考えていく。そうすれば、おのずと必要なコンテンツが見えてくる。すると、施策(やること)とコンテンツの位置づけが明確になる。
中間コンバージョン
ただ、問い合わせだけにコンバージョン設定をするだけではなく、概要・ブログなど特定のページにコンバージョンをおいてみるといろいろなことがわかる。
流入サイト(検索・有料広告・その他)別で閲覧数を追跡していってもいろいろなことがわかる。
目的ありきでレポートをデザインする
レポートを作る時にはまず手書きで。横軸にはディメンジョン(要素)・縦軸には指標を書き加える。どういうデータが必要なのか。見る人の目的に応じたレポートの作成(グラフの種類など)
欲しいのはファン?顧客?最終的には #a2iseminar
ランクアップというコンバージョン #a2iseminar
すぐに問い合わせをしなくても、まずファンになって何度か訪問してもらって納得してもらって問い合わせてもらってもいいし、問い合わせに至らなくてもページで知識をつけてもらえればいいなど・・・どこをゴールにして目指していくのか。
終わりに
いままで頭のなかやリスト化して考えようとしていた場面でも図にして書くことでわかりやすくなるなと感じました。図を設計する手間とかを考えてしまいがちですが、そうではなく図にしてわかりやすくなることもたしかにあるということをしっかり認識したいです。でその図に起こす作業を習慣づけたいと思っています。
清水さん・アクセス解析イニシアチブのみなさんありがとうございました。