(3)在日外国人と・・・【伝えるってナンだ? 情報保障から考える】

「伝わるってナンだ? 情報保障から考える」の3回目です。3回目は、“在日外国人と情報保障”を対談形式で考えていきます。

Chabin(以下、C):
お願いします。まず、自己紹介をお願いします。

神田すみれさん(以下、神):
15歳で交換留学生として渡米。大学卒業後、日本へ帰国するが浦島太郎状態。その後台湾で中国語を学ぶ語学学校へ通いながら、現地の学校で日本語教師として勤務。現在は名古屋外国人雇用サービスセンターで日系人就労支援ナビゲーター・相談員として勤務しています。

浦島太郎状態

C:
留学から帰国後の浦島太郎状態ってどういうことを感じたのですか?

神:
なんのつながりもなく、知り合いもいない。私が暮らしていたころとは、社会状況も周りも変わってしまっていた、という感じです。

C:
人とのつながりと社会状況 どちらのダメージが大きかったですか?

神:
両方ですね。でもつながりがないこと、かな。さみしかったですね。まずは仕事さがし、と思っても、なにをどうしていいかわからない。誰にきけばいいのかがわからなかったです。社会とまったくつながっていない、というさみしさも強かった。

C:
そんなことがどれくらい続きました?

神:
帰国して台湾へ出国するまでずっとでした。荷物全部もって引っ越して。もう日本には戻らない、と決めていましたね。

自分たちの居場所

C:
台湾での生活はどうでした?

神:
とても楽しかったです。日本人が多くて、すぐに友達ができました。みんな海外というか、日本社会から離れている生活なので、所属も仕事もなく、お互いにすぐ仲良くなりました。

C:
台湾での一番の思い出はなんです?

神:
難しいですね。台湾での生活は大きく分けて二つあって。前半は、語学学校で日本人のともだちがたくさんできたこと。毎日日本人みんなでご飯をたべたり、夜中に大学のキャンパスでおしゃべりしたり、ビリヤードをしたり。それが一番の思い出。もう一つは仕事をはじめてから。台湾人の語学学校の学生のみなさんと夜、屋台でご飯をたべたり、ナイトマーケットに繰り出したり、カラオケに、行ったり。

C:
大学のサークルのことを思い出しました。サークルの部屋いくとマンガを読んでいる人がいたり・・・。

神:
そういう空間や時間って、実はなかなかないんですよね。貴重だとおもいます。

C:
いったん社会に出ちゃうと。

神:
ですね。


夜 細い階段道 両側にはピンクの提灯 千と千尋の神隠しのモデルかといわれた場所のひとつ

台湾・九份


まだまだ対談は続きます。「人と人とのつながりってものすごくささいなもので満たされるんだなぁ。」と日々感じています。だけども・・・というところについても来月触れます。

この「伝わるってナンだ? 情報保障から考える」は毎月第3木曜の夕方に更新していきます。次回も在日外国人と情報保障について対談形式で考えていきます。

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